みなさん、こんにちは。
社労士法人TISのブログ担当西里でございます。
先日、弊社の就業規則を「みんなの就業規則」版に改定致しました。
「みんなの就業規則」とは、条文が口語調になっていて、法律の条文が見慣れない
人でも本を読むように読めて分かりやすくなっているのが特徴です。
今までの弊社の就業規則は、会社を守るためのルールという考え方で就業規則を
作っており、従業員が守らなければならないルールがぎっしりと記載されていました。
確かにもし従業員と会社が争うような裁判になった場合、この就業規則を用いて
裁判に勝てるかもしれません。
だけど、この就業規則の問題点は、自社の就業規則であるはずなのに、自社の
経営者が理解していないということです。
自社の就業規則について、解釈のしかたや意味を社労士事務所に聞いてくる、、
これでは、自社の就業規則だと言えるのでしょうか。
私たちは、就業規則の考え方について見直しを行い、就業規則は、「みんなが
気持ちよく働くためのルール」だと捉えなおしを行いました。
その結果、ですます調の優しい文章に変わったのです。
例:「年次有給休暇の定め方」
1.TISはチームで働いていますから、年次有給休暇をとるときは他のメンバーに迷惑のかからないように配慮してください。また、他のメンバーも互いに年次有給休暇をとれるように協力してください。もし、これらの配慮ができない場合、又業務に支障をきたす場合には、年次有給休暇を取得できない場合があります。
就業規則は、絶対的記載事項といって、就業規則に必ず記載しないといけない事項がありますが、記載してはいけない事項はないので、自社の想いや経営者の想いを分かりやすく記載することで従業員にメッセージをしっかり伝えることができます。
文字だけでは、解釈の違いで冷たく感じてしまうことも口語調にし、想いを載せることで就業規則は劇的に生まれ変わります!
ぜひ、「みんなの就業規則」作成をおすすめします!