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年金だより 第2話 「社労士試験は年金で決まる⁉」

2022-09-08

皆さん、こんにちは。

社会保険労務士法人TISの宮里です。

9月に入り、朝晩は涼しくなり大分過ごしやすくなってきましたね。


さて、去る8月28日(日)は、社会保険労務士試験でした。

受験をされた皆さん、本当にお疲れさまでした。

私は昨年2021年に13回目の受験で合格し、今年は社労士試験の勉強会の講師としてサポートする側で迎えた初めての夏でした。

受験をしない夏は、実に2008年以来14年ぶりでした。


今年は私が主催する社労士試験月イチ勉強会の受講生や、受験をする職場のメンバーのことが心配で、

試験前日は受験会場を下見して会場の雰囲気を職場のメンバーへ情報共有したり、試験当日も受験生と同じ時間に合わせて家で昼食を取ったり、

自宅の窓から受験会場の方向を何度も見たり、ずっとソワソワしておりました(笑)


年に1度しかない社会保険労務士試験。

合格率は約6~7%と厳しい試験なのですが、この試験の難しさは、

①午前の「選択式試験(1時間20分)」、午後の「択一式試験(3時間30分)」の合計4時間50分に及ぶ1日がかりの長丁場の試験であること。(特に、午後の択一式試験は知識に加えて集中力、メンタル、時間との闘いという総合力が試されます。) 

②合格するためには、「科目別」と「総得点」という2つの基準点を満たす必要があること。(科目合格制度もなく、1科目でも基準点を満たさないと、総得点で合格基準を満たしていても不合格となります。)
の2点にあります。

社労士試験は午前の選択式40点と午後の択一式70点で、全10科目で計110点満点なのですが、そのうちの30点分(率にして約27%)が年金2法(国民年金法・厚生年金保険法)で占めております。

また、大手資格予備校のTACの調査によると、社労士試験の2017年~2020年の合格者271名に聞いた得意科目は以下の通りでした。

1位 厚生年金保険法  26%

2位 労働基準法    23%

3位 国民年金法、健康保険法  15% 

(出典:TAC出版 無敵の社労士1スタートダッシュ 2022年合格目標)


つまり配点割合の高い年金科目が得意だった受験生は、結果として合格を手に入れている方が多いということですね。

ちなみに私自身も、受験生時代は年金2法と労働基準法が得意科目でした。


講師1年目を終えた今、

「沖縄の未来を明るくする企業を支援する未来の仲間=社労士(人財)を育てるサポートがしたい。」

という原点に立返って、これからも前へ進んでいきます。


※写真は社労士試験の受験会場の沖縄コンベンションセンターです。今年は県内で約500名が受験しました。(R4.8.27撮影)