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TIS名物社長は社員想いの現場人

2019-09-24

TISの顧問先には、魅力的な事業主様が数多くいらっしゃいます。

その中でもN社長は、TISの全職員の顔と名前を覚え、事務所にもよく来所して頂けるので、まるで準レギュラーのような存在です。

N社長は、従業員想いの社長で、もし自分が従業員だったらという目線を決して忘れません。

時には、会社にとって負担になることも従業員のためにと正々堂々と実行します。

そんなN社長は、私たちに大事なことを教えてくれました。

ここからは、N社長の会社を担当する職員のストーリーです。  

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N社長は、一生懸命に従業員さんのことを考えている素敵な社長です。

私は、引き継いだ当初からたくさんのミスをしており、特に給与計算では本当にご迷惑をお掛けしました。
ちょうど、就業規則を変えて、実習生も増えた頃で、N社長も私に説明をするのは大変だったと思います。

誤入力、処理の漏れ、勘違いによるミスがほとんどでしたが、そのたびに、すぐに確認し、お詫びして、やり直すという繰り返しで、N社長には本当にご迷惑をお掛けしてしまいました。

ある日、所得税の質問がありました。毎月の所得税は、仮で計算をして徴収するという仕組みになかなかご納得いただけませんでした。
その時、ふと、「俺は、給与の割増とか手当をどうするかとか、力を入れて頑張って、従業員にも説明して分かってもらおうとしている。そのとき、従業員から質問されて答えられないのは嫌なんだよな」とおっしゃっていました。

N社長自身が、労働環境についてちゃんとプライドを持って実践しているから出る言葉だと思いました。


だからこそ、給与計算のミスは許せないとなりそうなのですが、N社長のすごいところは、ミスした私を強く責めるよりも、説明を聞いて自分の知識に転換して理解を深めようとする点です。

これまで、何度も一緒に電卓を叩いて、単価の計算を求めたりしました。
最初はボタンを押す手もおぼつかない様子で、四捨五入の意味も分からないと言っていましたが、今では、明細ができたら、社長自身がすぐに電卓で確認をするので、割増の計算は誰よりも早くなっている、と笑っています。

N社長は、よく私に「今回失敗したから学んだんだろう。俺もやり方が分かって良かったよ」とおっしゃってくれます。
その言葉に甘えてはいけないと思うと同時に、N社長の人間の深さを感じます。


N社長は「俺の昔は悪かった。昔の俺を良く言わない人は多いはず。だけど今までの失敗からたくさん学んだ」とよく言います。

失敗は成功のもと、というのはN社長の基本的なお考えなのかもしれません。
それにより、私を含めて多くの人の気持ちが救われ、元気をもらっていると思います。働くワクワクを届けてくれる社長だと思います。

これまで、N社長の会社は今までN社長がほぼ一人で役所関係の手続きや経理を行ってきましたが、今、少しずつ事務に任せるようになっており、事業拡大もあって、会社としての転換期のように見えます。

会社がどんな形になろうとも、従業員や関わる人を大切にし、また、自分の成長にむかって邁進していくN社長は、これからも働くワクワクを多くの人に届けられる人だと思います。
私はN社長から多くのことを学んでいます。

これからも、ミスのないご案内を一層心がけ、N社長のように働くワクワクを届けられる人になりたいと思います。

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私たち社労士事務所は、顧問先であるお客様に人事労務に関するアドバイスをさせて頂く立場ですが、顧問先であるお客様から学ぶ姿勢を忘れず、一緒に成長させて頂く気持ちで頑張りたいものです。